実は多才、多芸?小児科看護師の世界

小児科で働く看護師にとって、一番大変なこと。それは通常の病棟看護師とは違って、入院する子供たちに対して、季節のイベントを行ったり、病棟で楽しむことができるように催し物をすることでしょう。

 

小児科の患者には、急性的な疾患で、1週間や2週間の入院で退院していく子供も多いですが、中には血液疾患や、悪性腫瘍などで、長期の入院を余儀なくされている子供もたくさんいます。中にはベットから起き上がれない子供も。子供といっても少し元気になると、遊びたい気持ちが芽生えますよね。季節感のない変化の少ない病棟にいても子供たちは満足できないかもしれません。しかし、治療の必要性はあるから退院はできない…このような子供たちにも配慮して、小児科では月に一回程度、季節に関連したイベントを行うこともあります。例えば、春だったら花見、5月だったら子供の日のイベントなどです。入院中で食事制限や安静度も決められている子供たちもいるので、それに配慮して色々なことを考えて実施します。そのために子供たち自身が遊んで走り回るということはなく、看護師が子供たちに紙芝居を見せたり、芸をして見せたりということが中心になりますね。そこで小児科看護師の特技が発揮されるのです。

 

小児科看護師は、実は色々な特技を持った多才な人が多いです。というかそうならざるを得ないので、みんな練習をするのです。手品や折り紙、芸を凝らしてバルーンアートや影絵などを上手にやってのける看護師もいるほどです。このようないろんな特技を持つ看護師が色々な意見を出し合って、今度はどんなことをしようかとイベントを考えていきます。もちろんイベントに関する準備は仕事時間内にできれば行いますが、普段から忙しいし、イベントの日もすべての人を日勤にするわけにはいかないですよね。ですから、誰かは必ず休みでも出勤して行うことになります。イベントは大変だけど、患者に喜んで欲しいなあ。これで少しでも前向きになって、辛い治療にも耐えて欲しいなあという気持ちで行っているんですよ。
看護師8